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2009年09月13日
下吉田まち歩き
第4回 富士と昭和とうどんを楽しむ下吉田まち歩き
9月13日、午前8時30分から商工会議所メンバーが中村会館に集まり、打ち合わせを行い
10時、下吉田駅から「富士と昭和とうどんを楽しむ」と題した街めぐり散策会を行った。
昨日降った雨に洗われ空気が澄み、いつもより富士山が近くに見えるような上天気に恵まれる
散策会となった。
午前10時、下吉田駅前玄関にはミゼットとダットサンが飾られ、駅舎のレトロな雰囲気を
盛り上げている。五十嵐会長が挨拶を済ませ、新町獅子神楽保存会の皆さんに送られ約90名の
お客様は5班に別れ散策会へ出発した。
最初に立ち寄ったのは渡辺幸寿氏織物工場だ。工場へ近付くと懐かしい
「ガチャ!ガチャ!」と織機の音が聞こえる。昔は隣の地区へ行くのに織機の音が
途切れる事無い程隆盛だったのが思い起こされ、工場の機械油の匂いと織機の
音が、1年間旗を織った40年前にトリップさせてくれた。
次は 福源寺 だ。田辺院代が詳しく鶴塚の由縁を教えてくれ、徐福の生きた弥生時代
前期と鶴塚の建立された江戸時代との間が、あまりにも時が離れており、合点
いかなかったが、その有耶無耶が晴れた。院代の説明に寄ると鶴塚は、生類哀れみの令が
出された将軍綱吉の時代、禁制の鶴が寺の境内で死んだ。その下手人を村人から
出さない為に、徐福伝説を上手に利用し、村人が考えだした方策・知恵だと
教えて下さったが、得心出来る説明に思わず膝を打ち、先祖の叡智に感動さえ
覚えた。また、太子堂が開けてあり、聖徳太子の木造も、初めて拝む事が出来て良かった。
次に、西町出水湧水へ立ち寄った。
この湧水は西町の湧水保存会の皆さんがボランテイアで管理運営しているもので
用意されたペットボトルに、各々水を汲んで飲んだり土産として持ち帰った。
感心したのは、湧水は道路から3メートル程下にあるので、膝の悪いお年寄りが
水を汲み難いと云うので、道路脇に24時間汲む事が出来る水場を設けてある所だ。
こう云う配慮は中々出来ない、住民に優しい西町は、市内でも住み易い地区かも
知れない。なお、この西町出水湧水は焼酎で割ると、なお美味しいそうだ。
西町出水湧水・地図
次に小室浅間神社へ向かった。神橋を渡る参加者の向こう側にはスッキリ
張れた富士山が見える。19日は「 流鏑馬 」だ、境内には子供達が描いた
流鏑馬の絵も飾られ、テントの下には縁起物の鞭が並んでおり、神馬舎の
隣には注連縄に守られた精進潔斎館があり、流鏑馬に携わる男達だけで暮らす
切火と呼ばれる潔斎を七日間行う。
月江寺で堀内さんの名調子を聞き、月江寺展のご案内を受けた。
月江寺展‐富士北麓禅の美術と題し、寺に伝わる寺宝や歴史資料を展示が
19日から富士吉田市歴史民俗博物館で公開されるされる。まだ、公開
された事の無いお宝も沢山含まれているようなので、関心のある方は是非
行かれてみて下さい。
角田邸・西裏から、今年出来た街の駅を巡り富士の焼印が押された
大福持ちを頂き、絹屋町で今年も元気な藤一さんのお話をお聞きし、山一酒店
ユースホステル・月の江書店・・カフェ月江から中村会館へと回った。
中村会館ではアンケートに答え、本町おかみさんさん会の作ったうどんを
頂き解散となった。今年おかみさん会では、お揃いのピンクのポロシャツに
割烹着を着て、お持て成しをされ、気合を感じた。こうした一つ一つの積み重ねが
街を元気にし、活性化して行くのだろう。続ける事が肝要なのだ。
平成19年8月18日 第2回下吉田まちめぐりが行われた。 その様子
投稿者 pinetree : 2009年09月13日 15:47