« 松尾神社のオカメさんが逝った | メイン | 台風一過 »
2012年06月15日
ヤーナ川再興!
御山倶楽部メンバーと慶應大学学生、北稜高校生、そして市役所職員で、御師(おし)の
家の前を流れるヤーナ川(間の川)を探索した様子が14日の山梨日々新聞に掲載されました。
5月27日 9時30分 気温18℃
富士山駅観光案内所に集まりヤーナ川探索に出掛けた。
探索の目的はヤーナ川を使ってのまちおこし研究です。ヤーナ川は本町通りを挟んで西と
東にそれぞれ、御師の家前を約1キロに渡って流れる川ですが、今では空き缶やゴミの
流れるその川が、その昔、御師前にある滝で身を清め、穢(けが)れをとり除いて心身を
清浄にする水垢離を行なうほど綺麗な川で、水道の無い時代には飲料水にもなっていた。
また、火祭りの日に北口本宮浅間神社から御輿と一緒に龍がヤーナ川をお旅所まで
下った、と云う言い伝えが残っているところから、川の歴史を知ったり、川を守る
気持ちを培う為、清掃活動や川を使ってのイベントが出来ないか調査した。
富士山駅をスタートして金鳥居公園に
入って驚いた、いきなり川が詰まり氾濫していたからだ。道具も持ち合わせていない為
後ろ髪を引かれる思いで、その場を後にし、西ヤーナ川を上流に向かって辿った。
川は安全の為にコンクリートや鉄格子で覆われており、風情と言うには程遠いが
浅間坊から神社寄りの地割りが御師住宅の特徴ともいえる奥行きのある細長い形状の
屋敷が、ほぼ昔のまま残されており、他所との違いが際立っている。所々に遺構があり
町の歴史を感じさせてくれる。
6月2日 9時30分 気温19℃
東ヤーナ川
富士山駅から一気に横町まで歩いて上り、上行寺脇を流れる東ヤーナ川を
下流へ下った。どちらの川もコンクリートで整備されており所々で川に蓋が
されてはいるが、東ヤーナ川の方が開口部分が多い。龍のイベントを行うには
川を取り巻くロケーションが良い御師・大国屋から上100メートル位が良いだろう。
御師・大国屋さんで休憩していると、ご主人の田辺さんが挨拶がてらお話を
して下さり、看板を示し食行身禄様のお宿であった事、1733年7月、富士山
七合目の鳥帽子岩で断食して即身仏になる際、世話をしたのが田辺家のご先祖様だ。
投稿者 pinetree : 2012年06月15日 19:11