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2010年09月01日

#御山倶楽部活動報告!

   御山倶楽部報告!

 御山倶楽部は平成19年度に富士吉田市が国土交通省とともに実施した「観光まち
づくりコンサルティング事業」の際、まちの観光資源を掘り起こし、観光商品を作り
上げる作業を中心的に行ったメンバーが、事業終了後も地域のまちづくりを支えて
いきたいと自主的に立ち上げた組織です。老若男女十数名のグループで月に一度集まり
あれこれと考え実践しております。

 御山倶楽部では、御師旧外川家住宅のオープンの際の「おもてなし」をサポート
するために、来館者への接待や富士講先達の「お焚き上げ」を実施しました。
 また「御師宿坊の町並み」を訪れたお客様に楽しく歩いていただくための一助として
金鳥居から北口本宮冨士浅間神社間の五ヶ所(金鳥居、旧外川家、中雁丸、太子舘
駐車場、旧上吉田郵便局)に町並みの歴史や史跡を説明する看板を設置しています。

 昨年の火祭りの際は、観光客へのおもてなしと活動資金取得する為、御山アンパンの
販売を行い、火祭りの歴史を伝えるために、ご協力いただいた施設にススキ飾りを設置
するなど、住民の目線で出来る事からまちづくりを推進しています。

 ’08年 2月20日 現代富士講  
      4月26日  御師 旧外川家住宅竣工式典
      8月26日 「御山アンパン」販売 
 ’09年 7月31日 案内看板設置 

 「火防せ守り」の作成について

御山倶楽部では、吉田の火祭りを訪れる観光客や地域の方々に、火祭りの歴史や
上吉田地区に住む住民の火祭りへの熱い想いを理解していただくために、富士北稜高校
とコラボレートし、火祭りの大松明の消し炭を収める小袋を作成し販売する事としました。
 富士北稜高校では、「地域を知ること」や「地域の人たちと交流すること」を教育に
取り込んでおり、下吉田地区でのまちづくりへの協力などの活動を積極的に行って
います。今回は上吉田地区を中心に活動する御山倶楽部とタイアップし、お守りの作成を
通して「吉田の火祭り」を学ぶ機会とするとともに、観光客の方々へのおもてなしに
ご協力頂く事になりました。

「火防せ守り」の消し炭(オキ)について
  北口本宮冨士浅間神社の鎮火大祭は、“吉田の火祭り”と親しまれ、
  日本三奇祭の一つに数えられています。神輿が勇壮に街を渡り行き、
  大松明が焚き上げられ、炎は屋根の高さを越え、火の粉が降りかかる
  事もありますが、この火で火事が起きた事はありません。その事から
  燃えた松明の消し炭(オキ)は、軒先に吊るすと火防せのお守となり、
  粉にして畑に撒くと虫除けになると云われています。

     北口本宮冨士浅間神社監修    山梨県立富士北稜高校生徒 
                           御山倶楽部     製作 

 作成した「火防せ守り」は吉田の火祭り26日に、富士北稜高校の生徒と御山倶楽部の
スタッフが金鳥居市民公園で販売致しました。作成個数:100個 販売金額:500円

 火防せ守りの他、火祭りでは御山倶楽部メンバー、サンクルー吉澤社長の行為で
富士山八合目で売っている御山アンパン250個・今回、火祭りの為にオリジナル
松明パン250個(中はヤキソバ)を作り、カステラパン100個も、すべて
完売致しました。
 北稜高校とのコラボにより、生徒さんが火祭りを勉強し、また、住民もテレビを
通して、古来から続いて来た火防のオキの風習を、思い出したり、これから実行
するなど、一つのきっかけ作りになった事でしょう。 

投稿者 pinetree : 2010年09月01日 16:43