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2010年05月08日

#山笑う!里山の自然

   山笑う!里山の自然







 5月8日 10時30分 気温21℃ 富士吉田市周辺の山々
透明感良し!木々の緑良し!家から飛び出した。

 臥遊録、中国、東晋の画家宗炳(そうへい)が居所の壁にかつて歩いた山水を描いて楽しんだ故事に
よるところの「春山淡冶(たんや)として笑うが如し」から、春山々の草木が一斉に若芽を吹いて、明るい
感じになる様子を云うのだそうだが、言い得て妙。去年も撮り逃し、今年こそと狙っていた。
 
 周囲の山は木々が新芽を出し、山が膨らんで来るのが判るほどだ。
緑が色々な色彩を持って誕生し、山に生命が溢れ、賑やかになる。過って祖先は、そんな色達に
薄萌葱・うすもえぎ 鶸萌黄・ひわもえぎ 苗色・なえいろ 若草色・わかくさいろ 夏虫色・なつむしいろ等
憶え切れないほど沢山の名前を付けてくれた。日本人は、自然にたいして何とも繊細な感覚を持って
いるのだろう。

 この豊かに色彩溢れ、山笑う時は儚い、僅かに3~4日である。
色々な個性を持って生まれても、直ぐに個性が薄れ他の木々と同化してしまい、一緒の色に
なってしまう。何やら、人間世界とも似ているような、そんな気さえする里山の自然である。

  透き通る青空の下、浮かぶ富士山     
    見て・感じて下さい!富士山麓の自然を・・・♪

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投稿者 pinetree : 2010年05月08日 15:36