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2008年10月19日
#雌鹿を撮った!
山中湖・北富士演習場にて
19日・5時0分・気温9℃
道中から見ると、御山の前に薄雲が衝立を作っていた。
6時頃、湖山人さんと合流する事になっていたので、取り合えず長池へ立った。
撮影中、相変わらず帯状の薄い雲が流れ、スッキリした御山は見えない。
御山は諦め、日の出を撮る事にした。今朝の日の出の色は、先日、明神信号Pで撮った
ピンク色が混ざってスタートし、途中、空を黄金色に飾った。日の出を撮り湖山人さんの
待つ御山へ向かった。
前回同様、鹿や猛禽類のお出迎えを期待して、カメラに300ミリレンズを装着し
スイッチをONにして首からカメラを提げ、時折片手ハンドルでカメラに右手を添え
その時を待ちドライブする。1合目辺りだろうか、右にカーブするとヤツと視線が合った
雌鹿だ。ブレーキを踏みながらファインダーを覗き撮った。その距離40メートル。
ブレーキを緩め近づき、窓から身を乗り出し撮ろうとしたら突然、鹿は反転し、左側の
林へ入った。そこには立派な角を持った牡鹿が待っており、2頭は奥深く消えていった。
一番奥のゲート手前で、湖山人さんは林に向かって愛用の400ミリレンズを構えていた。
午前1時には来て、車に泊まったのだそうだ。1人で大平山へ車を走らせたり、誰もいない
この山中で泊まる勇気を、私は持ち合わせていない。プロのカメラマンと云う人種は結構
無鉄砲なのかも知れない。そう言えば昔、戦場を記録するカメラマンは、鉄砲の代わりに
カメラを持てば恐怖感が無くなり、どんな所へも行くと聞いたが、こんな所から無鉄砲と
言うのだろうか・・・。
空は青空、山小屋が直ぐそこに観える場所だ、実に気持ち良い。
ウラジロモミ・コメツガ林の中に、黄色く紅葉が始まったカラマツが綺麗だ。来る度に
富士山麓の自然は、懐の深さを感じさせてくれる。
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投稿者 pinetree : 2008年10月19日 19:52