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2008年07月12日
ヒヨドリ
ヒヨドリ
７月１２日・１４時・気温２９℃
居間で昼食を取っていたら庭のヒメシャラの木で、何やら騒がしく鳥が鳴いていた。
振り向くとヒヨドリが幼鳥に餌を与えていた。どうやら、１２号室の杉の木に巣を
架けていたヒヨドリが巣立ったようだ。
幼鳥は、まだ人を恐れる事無く、窓から２メートル程の距離を置き、枝に留まり
孫達が多少騒いでも、目をパチパチするだけで飛び立たない。目をふさぎ、ウトウトと
居眠りをする仕草が可愛くて、枝から落ちないかと心配になるほどだった。
あまり長くいるので、本気モードでカメラを持ち出し、親鳥が餌を与えるカットを
撮るべく構えたが、そんな時に限って親鳥はやって来ない、３０分近くカメラを
構えたまま待っていたので疲れ、畳に座り込んだ。
遠くで親鳥の鳴き声を察知したのだろう、さっきまで精気の無かった目が輝きを
取り戻し、くちばしを広げ鳴き始め親鳥にアピールする。親鳥は大変だ、庭内に
３～４羽いる幼鳥の呼び出しに答え、アチコチ世話しなく飛び回る。
深夜に、違う塾へ通う兄弟を、車で送迎する親達をよく見掛けるが、人間も鳥も
子を思う気持ちは一緒なのだと、カメラのファインダーを覗きながらうなずいた。
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投稿者 pinetree : 2008年07月12日 14:48