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2006年10月04日

ムサちゃん日記 5

 22時、客室の見回りと、いらない灯りを消す為庭内を歩いていると
客室の屋根にカサカサと小さい物音がする。アツ!来ている。音のする
方向上空に伸びる松の枝にムササビが止まり、マツボックリを食している
音であった。多分美味しい?マツボックリの柔らかい部分だけを食べ
硬い部分が屋根の上に、降る様に落ちて来る音なのだ。4日振りに観た。
 丁度そこへお客様が車でライトを点けて入って来た。直線距離で
車とムサちゃんまで10メートル足らずなのだが、動じず食事中であった。

 宅地化が進み林が分断され、リス達が遊びに来なくなってもう
10年になるだろうか・・・。そのお陰と言っては何だが、食性が
一緒で空を飛ぶ事が出来るムササビにとっては自分達だけの餌場に
なったのだ。4車線のバイパスから僅か50メートル入っただけの
松林で、人とムササビが共生している。この環境が好きだ、出来るだけ
長く共存したいものだ。

投稿者 pinetree : 2006年10月04日 23:53