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2006年02月14日

愛染地蔵尊祭り

 13日、厄除け愛染地蔵尊祭りが行われました。
毎年2月13日夜、0時頃から翌14日正午までの24時間、東町厄除愛染地蔵尊祭り
(やくよけあいぜんじぞうそんまつり)が開催され、1万人以上の人が訪れ、露店が建ち
並び終日賑わいます。地蔵堂に安置されている本尊の愛染地蔵菩薩立像は
この日一日だけ耳を開き、善男善女の願いを聞きいれ、厄難を逃れることが出来ると
云われており、郡内地方の人々が集まります。その日だけ、護摩が焚かれ、厄年の人は
年の数だけ小さいダンゴを作りお供えします。
 富士五湖地方はこの祭りを境に春へ向かいます。

●愛染地蔵尊(柏林地蔵尊)の因縁

       この地蔵尊は、文明14年(1482年)の造立である。古来より
      月江寺の攝末杜堂の一つとして、月江寺に所属する者である。
      御本尊の地蔵尊は木彫の立像であって御大は五尺餘である。
      佛師は明らかでない。此の地蔵尊は古くから富士登山道者が
      第一の精進場と称してそこで垢離を浄め潔斎した所であって
      古来から役銭所となっている。
      寛永八年(1631年)住職大岩和尚の時代に鳥居土佐守一族が
      篤く帰依して危除病癒を祈願いたしたることよりその霊顕は関東
      一円に広まり、近郷の人々の深い尊信を得て来ているである。
      鳥居土佐守逝去に際してその法謚を趙英林柏大居士といい、
      その遺物をもって再興した。その法縁に因んで柏林地蔵尊とも
      呼んでいる。
      その后、明治18年11月尊像を塗り替え更に大正の大震災后修復
      を加えたものである。
      現在は東町自治会によって毎年2月13,14日の2日間厄除け地蔵
      大祭が行われ大変なにぎわいです。
 
                    月江寺 HPから

投稿者 pinetree : 2006年02月14日 22:31