2012年07月07日
ヤーナ川再生計画!
Focus Yana! ヤーナ川再生計画 ポスター完成!
2007年12月4日 富士吉田市、山梨県、慶應義塾の3者が協定を締結。
富士吉田市は、山梨県と共に、新しい知識・情報・国際化の流れの中で、豊富な
人材を擁し、多方面において最先端の研究活動を行っている学校法人慶應義塾と
連携協力を目的として、協定を締結しました。
富士山や自然と環境に恵まれた富士吉田市は、この慶應義塾と連携・交流を行い
慶應義塾から知的支援を受ける中で、産学官連携や人材・創造力の育成を行い、
地域の持続的発展を図っていくことが必要と考えています。 さらに、慶應義塾との
連携は大きな付加価値となり、地域のイメージアップや様々な分野での活性化が期待
できるという考えで、協定を締結しました。市HPから
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締結により、新しい取り組みの一つとして商工会議所プロジェクトが生まれました。
富士吉田市の歴史・文化・自然・街並み・食といった地域の魅力を捜索、整理すると
共に、地元関係者と協議を進めながら、富士山駅、富士山信仰を活用した新たな観光
施策の開発及び普及に関する事業化を前提とした調査及び活性化方策、課題解決に
向けた施策の提言、事業の立ち上がり段階におけるフォローUPを通じた接続的な地域振興に繋げる事が目的です。
上吉田の魅力を発掘する為に、慶応の学生さんが何度も地域住民・団体とヒアリングを行い、持続的な仕組みを創るべく
ワークショップを重ね「富士信仰を活かした観光まちづくり」を行う事になりました。
1、フラッグを掲げる
富士山を引き立たせる景観の向上、浅間神社・吉田口登山道への誘導、文化・歴史
自然資源のアピール、街並み意識の向上。現在、富士えびす商店会で行っている。
2、のれんで一つになるまち
金鳥居上本町通り(富士道)は浅間神社へ続く参道であり、商店が点在しているが
連続性がなく、街に溢れる歴史資源が生かされていない。そこで、富士道に連続性
開放性・往来性をもたせ、吉田の織物染色文化を体現する「のれん」を創り、掲げる。
3、お休み処づくり
富士道は緩やかな上り坂が続いているが、腰を下ろして休む休憩所が無い。
飲食店+休憩場所+富士山が見える場所、また休憩場所+水場+富士の
見える場所に作るのが望ましい。
4、お旅所ひろば
通常はコミニテイーセンター・火の見・消防分団詰め所として活用しているが、こちらに
祭り会館的役目を持たせる。コミセンに御輿や大松明を設置し、火祭りの雰囲気を醸す。
カエル股の火の見やぐらは歴史文化遺産候補であり、祭りの際は飾り付けられ
注連縄を明神御輿の鳳凰のクチバシで切りお旅所に入場する、祭りの見せ場の
一つになっている。
5、オープンタツ道
タツ道とは御師の宿坊へと続く入り口を呼び、富士道の石門から入り、ヤーナ川を渡って
門を潜り玄関に向かいます。過っては富士道の両側に御師の家並みが続き、間口10間
x奥行80間の地割りがされているのが大きな特徴となっている。
このタツ道を、ルールを作ってオープン化し観光客に開放したり、各御師オリジナル
解説板で表示。また屋号で書かれた提灯を祭りに飾る(H24・6・30の開山祭から実施)
6、始発点としての富士山駅改良
現在、街歩き・山歩きの始発点としては、導線が分かり難く、やや不親切な点の改良。
7、想いを活動へ
間の川と書いてヤーナ川と呼びます。この川は富士道を挟んで富士に伸びる御師住宅の
前を流れる川で東西に一本づつあり、各御師住宅前の滝で身を清め玄関に入りましたが
現在はコンクリートで護岸され、昔の光景は望めません。しかしながら、ヤーナ川の歴史的
背景を知り、川の汚れを知って貰い、住民に川を継続的に綺麗にする気運を醸成出来ればと
願うものです。 その為に Focus Yana!を行います。
日 時 2012年8月18日~19日
場 所 富士北稜高校及び上吉田コミニテイーセンター
内 容 北稜高校&慶応の学生さんがヤーナ川の現状調査聞き取りを行い
パネルにまとめ、地域住民の皆さんの前で発表する。
(北稜高校には協力要請済み)
その他 Focus!Yana は、御山倶楽部が主催する「ヤーナ川再生計画」の一部として
位置づけられ、18・19日の上記企画と、23日(木)に、近隣住民にも参加して
貰い行われる「ヤ-ナ川清掃活動」、26日開催の「ライトUPイベント」によって
成り立つ。
参考・龍の伝説
8月26日、鎮火祭にて神社より御輿がお旅所に向かう。それに合わせるように
諏訪信仰において水の神とされる龍がヤーナ川を下り、共にお旅所へ入ると
いう伝説が残されている。また、その伝説に則り火祭りの前には住民が、川の
瀬木を外して川を綺麗にしていたという話しも伝えられている。
投稿者 pinetree : 2012年07月07日 19:00