« 雪桜 | メイン | #春の雪 »

2010年04月18日

#松尾神社例大祭

   松山地区・松尾神社例大祭




 4月17日 気温15℃ 松尾神社 
心配された雪も早朝に上がり、春の陽射しで雪はドンドン融けた。
 12時、松尾神社にて開式、氏子や各種団体100名が拝殿に並んだ。
花火が威勢良く鳴る。粛々と儀式を終え神輿に御魂が入り、神輿は町内を
巡行する。

 獅子神楽、神楽堂、太鼓、婦人会、総代、御神輿、自治会の順序で各7ヶ所の
御旅所で休憩と神事を行い松山地内を巡行する。
 杖を突き、やっと歩ける老婦人が家の前に出て神輿を向かえ、手を合わせて
拝む光景を何度も見た。神社まではお参りに行けないが玄関先を権現様(愛称)が
通るとあっては、家でじっとしてはいられないのだろう。
 いかに権現様が町民に愛されているのが分かる。

 松尾神社の神輿は正装で担ぐのが慣わしで、昔は紋付、袴で担いでいたが
近年は略式で黒のダブルに白いネクタイが主流となっている。また、他の神輿と
著しく違っているのが神輿を練らないところだ。掛け声は「ユートヨー!」
(そうっと・ゆっくり)の意。その昔、神輿が練って暴れたところ町内に病が
流行り、以後松山の神輿は練らないまま今日まで来ており、練らない事で
知られている。おそらく、練る事無く正装で静々と担ぐ神輿は神職が主催する
祭りで渡御する神社神輿、または本宮神輿と奉納神輿で、担ぎ手の衣装は
時代衣装の宮人姿となるそうだから、松山のスタイルは格調が高いのかも知れない!?

 雪は余計だったが、暑くも寒くもない祭り日和。怪我人を出す事無く、無事19時
神輿は神社へ奉安された。
 祭りは、何より地域の人達の協力無くしては出来ない、いかに祭りの輪に人々を
巻き込み盛り上げて行く事が出来るかが重要なポイントだ、老若男女が一同に会し
事を成すのが祭りだが、コミニテイが希薄になりつつある現在、松山地区には
良い意味での村があり、祭りがある。祭りは世代を超えて気持ちが一つになれる
祖先からの贈り物だ、この火を絶やさず後世に継承して貰いたい。

 松尾神社奉賛会堀内さんの孫が、どうやら獅子舞が好きな様で、各休憩で
舞う獅子の脇に常に陣取り、獅子頭の動きに両手を合わせ、真剣に真似をしている
姿が印象的で可愛く、また小さい後継者の出現が嬉しかった。


  にほんブログ村 地域生活ブログへ←ブログランキング参加中

投稿者 pinetree : 2010年04月18日 07:54