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2007年02月05日

富士山七変化

 富士山七変化 映り行く色の変化を観て欲しい!自然って凄いっ♪ 山中湖にて地図 
  
     

     

     

 平成19年1月9日から山中湖・長池地区で「紅富士」を撮りたくて通い始め、早くも1カ月に
なろうとしている。今日こそ・・明日こそ・・と、思っていたらの1カ月、早くもあり、長かった様な
感もある。

 これだけ何日も長く頑張れたのは異常気象のお陰による所も大きい。私の知る山中湖1月中の
早朝温度はマイナス10℃を割り込み一桁の気温なんて考えられない暖かい温度なのだ。
昔、凍った山中湖でワカサギ釣りをした事がある。氷上に小屋を借り、練炭を燃やして暖を取りながら
釣るのだが、小屋の真ん中、氷に空けた穴の水面が、暖を取っているにも関わらず薄氷が張ってくる程
寒かった。多分、マイナス20℃は下回っていたに違いない。そんな山中湖らしさを感じたのは
パノラマ台へ行った時に感じた1回だけだった。

 この1カ月、毎日同じ場所へ三脚を立てる事が出来て有難かった。その甲斐あって上記3カットを
定点観測の様に撮る事が出来た。1つ目は日の出。2つ目は富士山と逆さ富士。3つ目は富士山と後方の
空だ。初めからこの様な形式を考えていた訳では無い、余りにも紅富士を撮らせてくれないので
撮った写真を整理しながら途中で思いついたのだ。

 私の撮っている写真のコンセプトは”誰でも簡単に撮れる事”だ。
素材の富士山は超一級品、道路沿いの駐車場に車を止めて、簡単に撮れる場所は富士山麓には沢山ある。
いつ?何と一緒に?何時に?何処で?何色に?を考え、寒い時期や早朝から夜遅くまで ん~んっ!と
考え抜き、後はカメラと三脚を担いで出掛けるかどうかだ。但し、富士山の色や、背後の空の色を
出したくなったら、全オートのカメラではいけない。少なくともISO感度を変えたり、シャッター
スピードを変える事が出来るカメラでないと、中々上手に希望の色に撮れなくて「あの時はもっと
違う色だってば~!」ってな調子になってしまうのだ。それには撮って直ぐ見る事の出来るデジカメを
置いて他に無い、簡単でお薦めなのだ。そしてカメラが写真が、もっと好きになったらフイルムに転向
しても良い。

 富士山を撮り出して気が付いた。撮っても、とってもキリが無い山でもあり、また簡単に撮れる
山でもある事が・・。 もし、富士山麓に宿泊する機会があったら、いつもと同じ様に酒を飲んで
騒いで、朝寝坊などしないで早起きし、早朝、刻々と移り変わり行く富士山を観て欲しい。もしかしたら
人生観を変える程の出会いが待っているかも知れないのに、いつもと同じ様に寝坊していたら
「もったいない!」。チョット!外に出掛ければ、あちこちにビューポイントがある、そんな土地に
いるのだから・・・。
 富士山麓の自然の中に、自分だけの瞬間色、観付けてみませんか? それは、きっとあるはずだ。

投稿者 pinetree : 2007年02月05日 23:25