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2006年03月19日

ブッキング?

 市内の出先にいたら携帯が鳴った。
「外人が来てるけど名前が台帳に載ってない・・・?」チョット慌てた家内からの電話に
家路に付いた。アイタタ!心覚えがあったのだ。シンガポールから新婚旅行で遊びに来て
18日に泊まりたい旨のメールを1ヶ月程前に頂いていたのだった。しかしながら
このお客様には返事のメールを出したがエラーメールで帰って来たのだった。

 フロントにはアジアン系の若いカップルが待っていた。見ると手には届いていないと
思っていたメールのプリントが握られていた。丁度、オーストラリアへホームステイし
多少英語が話せる娘が遊びに来ており会話していた。メールがエラーで帰って来た事
住所・電話番号を書いて貰うのだが、そちらの知らせが無かったので予約を受け付け
なかった事などを話したら、何とか理解して頂いた様だった。

 てっきり諦め、違う場所へ決めたと思っていたら突然の登場である。
無謀と言えば無謀だ、知らない国でそんな事が出来てしまう彼・彼女の若さが羨ましくさえ
思た。折角の新婚旅行に、当方HPがお目に止まり訪ねてくれたご縁も有り、近くにある
貸別荘に電話を入れると空いており、パッケージされた大きなバッグ4つを車に載せ
ご案内する事にした。目ざとい彼女が明日行くのであろう、フロントの壁に貼られた
富士急ハイランドのフリーパス券ご案内を見付け「売って下さい」と言った。1度は
予約のご案内メールを出しているので、多少後ろめたい気持ちもあったり、二人の
若さ・勇気にチョッピリ感動したりでフリーパスをプレゼントした。

 貸別荘までは車で3分の距離だ。そちらの女将さんにお部屋を案内して頂くと、料金
お部屋ともに二人に気に入って頂き安堵した。女将さんにお願いされ、通訳になり額に
汗してヨタヨタの拙い英語でお部屋の使用方法など説明したが、何とかご理解頂けた
様子だった?「それでは失礼します!」と、帰ろうとしたら彼女が駅までどの位掛かるか
聞いて来たので「30分です」と、答えると困った顔。この荷物でエッチラ・オッチラ
歩くのは彼女でなくとも判る。こちらのチェックアウトは11時だそうなので、送って
行く旨を伝えると彼女は満面の笑みだった。車中から手を振り家に戻った。

  Have a nice trip (*^_^*)v
 ハネムーンの1ページに、富士山麓の良き想い出として載ります様に・・・。

 チェックアウト業務を終え、10時45分迎えに向かい、駐車場へ車を止めた。
二人は丁度フロントへ下りて来た所だった。ニコニコしながら青年が日本語で
「お・は・よ・う・ご・ざ・い・ま・す♪」と声を掛けてきた。良かった、何とか
楽しんで頂けた様子だった。車に二人と荷物を乗せ富士吉田駅へ向かった。
車から下りる時、彼女が言った「今度はオーナーの所へ泊めて下さいね」
「勿論です♪」 GOODーBYE (*^_^*)v 

 最近はメールでやり取りして、いらして頂くお客様が50%に近くなりました。
料金の数字を間違えて打ち込み、慌てて書き直して送信する事も、時々あります。
以前、アメリカの方から予約メールを頂きましたが、当日になってもお見えに
ならなかった事もございましたし、また、今回の様に出したメールがエラーで帰って
来るのに、こちらからの返信メールはそのままお客様のPCへ入っているという摩訶不思議な
現象に、齢(弱い)50頭では混乱するするばかりだ。
 どこぞのパソコン販売会社が金額を安く打ち込み、その安い値段で売った事件以降
間違えた事を逆手に取り、ゴリ押しし、土曜日料金を平日料金で安く泊まっていった輩も
います。勿論、その何倍も「良いよ・分った・気を付けて・・」と、ご理解下さる方も
いらっしゃいます。だが、一昔前と比べても、世の中がヤスリの様にざらつき、トゲトゲしく
なって来た気がする。誠意を持って過ちを謝りさえすれば許して貰えた時代が懐かしくさえ
思える悲しい時代の到来だろうか・・・。
 アレ・ソレが会話の中に増えて来た、頭に州が入ってきているのだろう。今流行の
D○トレーニングでも始めなければと思う今日この頃です。

投稿者 pinetree : 2006年03月19日 17:35