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2005年08月27日

すすき祭り

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 午後6時、チェックイン業務を息子に任せ、北口本宮冨士浅間神社へ向かった。
通行止めになっている国道139号線に脇道から入り、横町交差点で休む「おやまさん」を確認して、境内駐車場へ車を止めた。神輿の帰路を逆に歩き「おやまさん」を待った。ふれ太鼓の音が近づいて来て胸が高揚する。参道の杉並木から「ヨイヨイ!ヨイヨイ!」と、男達の低く力強い掛け声が聞こえ「おやまさん」が現れる。2〜3枚撮るうちに男達の背中に代わってしまう。1トン近くある「おやまさん」は意外とスピードがあり、早いのだ。1年に1回の巡行、もうチョットゆっくり味わいたいと言ったら、担ぎ手の勢子衆に怒られるだろう。何せ重いのだ。休憩場所の御鞍石へと向かう勢子衆の背中と「おやまさん」は、夕暮れと共にどこか哀愁さえも感じてしまう。

 神社境内の高天原周辺には、手にススキを持ち神輿を待つ沢山の人々が待ち構えている。7時10分、松明の焚かれた境内に入場すると共に合図の花火が杉林にこだまし、人々と神輿が1つになり、家内安全・学業成就・商売繁盛を祈り、高天原を走り回る。そして、諏訪神社に神輿は奉安され拍手と歓声が上がる。境内の灯りが消され神官による最後の行事に移る。境内には祭りの世話人の勢子に感謝を示し「ありがとうございました!」の声が響く。神輿から御身体が移され、松明に照らされて静寂の中を絹垣がゆれ本殿へ奉還した。
 動と静 荒々しくもあり荘厳 先祖はこの地に良い祭りを残してくれた。 

祭りに携わったすべての人に感謝して

投稿者 pinetree : 2005年08月27日 21:58