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2014年04月20日

平成26年 松尾神社例大祭!

      松尾神社例大祭!




 松山地区にある松尾神社の例大祭が今年も盛大に催行された。
13時、本殿で神事を執り行い、お魂の移された神輿は町内を巡幸に出発する。
その隊列は、神社の旗を先頭に獅子神楽保存会の太鼓や笛・こどもクラブの
太鼓牡牝2頭の踊る獅子に先導され、子供達の引く太鼓山車に神輿が続き
各地で神事を執り行い、19時頃帰還し、神社で還幸祭を取り行ない祭が
終焉となる。

 松尾神社は、およそ480年前から松山地区の村氏神として祭られ、ゴンゲン
サマ・ウジガミサマと呼ばれ地区の人々の心の拠り所として愛されています。
祭神は大山昨命 (オオヤマクイノミコト)で国家安泰、衣食住、酒造り、山の神
水の神、縁結びの神、安産の神、そして疱瘡の神とも古来から伝わっています。
4月に催行される例大祭で、神輿を礼装して静かに担ぐスタイルは、もっとも
特徴的で、昔々の祭り時、神輿が暴れた時松山地区に流行病が発生した
そうです。それ以降、松尾神社の神輿は「ゆーっとよー!ゆーっとよー!」
(ゆっくりとの意味)と担がれ受け継がれ今に至っています。

 氏子総代と呼ばれる各地内の6地区から選ばれた6名が1年間の祭りを執り
行い行事は暮れの神社大掃除から始ります。1年間の汚れが着いた大鈴を
磨く方、力を合わせワラをより、注連縄を一生懸命ワラから創りだす先輩方の
素晴らしい巧みの技の卓越した技量に頭が下がります。山へ行き形の良い
松の枝を取り、神社の各祠に飾ります。新しく結いなおした賽銭箱の上にある
大鈴を鳴らす紐を取り付け作業は終了しますが、神社に注連縄として奉納
する為に、わざわざ田んぼの端にワラを作って下さる方、また、祭りの際に
使う放送設備の配線をして下さる方もいらっしゃいます。皆さん、ゴンゲンサマ
松山を愛する方々です。

 祭りは、何より地域の人達の協力無くしては出来ない、いかに祭りの輪に
人々を巻き込み盛り上げて行く事が出来るかが重要なポイントです。氏子総代
の力だけでは到底催行出来ないのが祭りです。老若男女が一同に会し事を
成すのが祭りです。コミニテイが希薄になりつつある現在、松山地区には良い
意味での村があり、良き祭りがあります。祭りは世代を超えて気持ちが一つに
なれる祖先からの贈り物、この火を絶やさず後世に継承したいものです。
すべての行事が簡素化の流れの中で薄れ行くコミニテイー。時代の流れだからと
云って地域まで希薄な関係になって行って良い物だろうか?人生の先輩に
尊敬と感謝を忘れず敬意を表する事は素晴らしい事です。そんなシステムが
松山地区にはまだ残っているし、良き伝統を、住民は誇りとしなければいけ
ない。松尾神社には、そんな住民を集約する力があります。
 我が松山には心の拠り所、松尾神社・権現様があります、ありがたい事です。

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 2012年4月15日 例大祭動画
    

投稿者 pinetree : 2014年04月20日 12:26