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2012年08月28日

吉田の火祭り・すすき祭り

         吉田の火祭り・ススキ祭り!





 平成24年8月27日 18時30分 24℃
18時、合図の花火が鳴った。ボツボツ出掛ける事にする、5年通って、まだ
イメージ通りの構図にハマる写真が撮れないのだ。ススキ祭りは年に一回、望んでいる
カットは御山さんと明神さんが、神社境内の高天原を一緒に回り、チャンスは御神輿が
直線上に並ぶ五回しかない。

 日が暮れて薄暗い北口本宮冨士浅間神社の境内には、御神輿を待つ人々が沢山
集まっていいる、中にはススキの穂を手にした方も多々いた。冨士山麓には、
初秋になると高原の特徴でもある「ススキの穂」が一面にたなびく、秋の風物を
代表する「ススキ」。安全な登山シーズンが終わった事を感謝する富士山閉山の
祭りにその真心の表れとして、ススキの穂にお注連を付けて神輿に従うと、商売繁盛
学業成就、火防、安産の願いが叶えられると伝えられているところから、ススキ祭りの
名前が始まったようだ。

 19時、街灯の消された境内に明神神輿が入場すると、その迫力から鳥肌が立つ。
高天原を二回りして御山さんの入場を待つ、そこへ御山さんが入場し共に五回り
ススキを手にした観客も傾れ込み、砂埃を巻き上げながら走ると祭りは最高潮に達する。
御神輿を諏訪神社に奉還し祭りは終焉を迎えた。

 下行口では14人の世話人が左右に整列し、勢子に感謝の言葉を述べ挨拶を交わす。
中には「お疲れさん!」とばかりに、世話人縁者の勢子に胴上げをされる世話人もいる。
上吉田では世話人を無事勤め上げ、始めて一人前の大人の仲間入りとなるのだ。
 祭りは一つの文化である。その地域住民の誇りであり大切な、未来へ継承して行く
大切な資産でもある。450年以上続いている「吉田の火祭り」の、文字通り火を
絶やす事無く続けて行きたし、また、続けなければならない。なぜなら、良い街には
良い祭りがあるから・・・。

  平成24年 火祭り祭典世話人 他関係者の皆さんに感謝して

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投稿者 pinetree : 2012年08月28日 13:13