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2010年06月03日
#富士と藤
富士と藤!
6月3日 4時30分 気温5℃
6月だと云うのに寒い朝だ、吐く息が白い。
ネットで白鳥のヒナが誕生したのを知り、撮りたくなって山中湖へ出掛けた。
日の出は4時30分。暗い内に現場に到着するには・・・もう太陽様と競争出来ない時間
日が長く、一年の間で一番辛いシーズンだ。
明神の信号を左折すると”ママの森”の朝もやに太陽が浮かんでいる。湖畔のPで∪ターンして
右回りルートを走り、桟橋と白鳥ボートを手前に配し撮った。岸辺から後ろを仰ぐと、新緑の向うに
デ~ン!と鎮座する御山が定位置にある。富士山麓に住むものにとって、この定位置は脳裏に刻まれた
絶対で、目をつむっても、何処にいてもイメージ出来るから不思議だ。
またまた∪ターンして白鳥を探す、親水公園Pでカメラマンに聞いたが知らなかった。
井出師匠に電話を入れると、直ぐ近く”ママの森”ポイント入り口下にいたので行ってみた。
師匠は藤と富士山を狙っていた。花に陽が射し込む7時30分まで粘るのだそうだ。また、後で
合流する事にして探索に向かった。
山中湖は空から見ると形がクジラに似ている。そのシッポの付け根P付近にもいなかった。
それから平野浜へ、浜は此処のところ降った雨で増水し狭くなり、その一部が池になり
その鏡の池に御山が逆さに浮かんでいた。近くにいたボート屋さんのおっちゃんに白鳥のヒナを
尋ねたが、やっぱり知らなかった。
自販機でお茶を買い求め、道路沿いに三脚を立てている師匠にプレゼントして、また長池湖畔を
明神信号へ向かった。途中で、知り合いの愛犬家でカメラマンのおじさんを発見、声を掛けると
「なぎさ」の浜にいたが、トビかカラスに襲われ死んでしまったと教えてくれた。「なぎさ」の
駐車場に車を止め、湖畔を眺めていると、丁度そこへ店主がやって来た。その旨を尋ねると
残念な事に話は本当だった。突然、店主が「コレー!」と一喝した。その先には一羽のカラスが
首を曲げ、こちらを見ながら飛んで行った。自然の厳しさを知る、ひと駒だった。
投稿者 pinetree : 2010年06月03日 09:11