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2010年05月22日

富士吉田のピカソ・槇田榮氏

   富士吉田のピカソ・槇田榮氏

 5月22日 13時0分 気温19℃ 
先日、郵便局で上吉田の槇田君と出会い、その際、5年前に亡くなった父君の
回顧展があるからと招待葉書を頂いたが、すっかり忘れ、最終日の今日13時
観に出掛けた。

 槇田君のところは、400年以上続く御師(昔、富士登山をされる富士講の方々を
お世話したり、作法を教える宿)で、父君榮氏は仕事の傍ら絵画を描いたり、彫刻を創り
亡くなる92歳の年迄、創作に情熱を注いだ芸術家だ。
 没後5年経ち、縁ある方々に作品の形見分けと云う事になり、この度榮氏が暮らした
家で回顧展の運びとなった。
 
 年を重ね雰囲気ある御師の館の中は、沢山の作品で溢れていた。
床の間に飾られた奥様の薄紫、色無地の着物の裾に手書きで描かれたり、大型屏風に
火祭りの様子が大胆に描かれ、勢子達が威勢良く走り回る躍動感が伝わって来た。
また、大松明の炎の後ろに大胆に大きく御山を描き、山小屋の灯りを点けてあった。
まさに、夏、上吉田の情景がそこにあり感動した。

 沢山の作品が、錆びた御師の館に実にマッチしている、それ以上かも知れない。
虎は死して皮を残し、芸術家は死して作品を残す。榮氏は吉田のピカソだ、その作品が
形見分けという形ではあるが分散してしまう事が、部外者ではあるが残念でならない。
 御師の家が、そのまま槇田榮氏美術館とはならないものだろうか・・・。

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投稿者 pinetree : 2010年05月22日 17:38