2009年12月06日
十六条旭日旗(軍艦旗)
演習場の奇跡 5番目の写真
12月6日・5時0分・気温ー3℃ 北富士演習場
今朝は日曜、演習場の開放日だ。
目覚ましに仕事させる事無く起きたが、止めるのを忘れ、トイレにいたら
鳴り出して慌てた。車のボデイーに付いた昨日の雨が凍り、吐き出す息が
白く伸び広がって行く。いよいよ冬らしくなって来た。
暗い演習場の草原を、一番奥の第二ポイントへ急いだ。
今朝は誰にも会わない、車のライトも皆無だ。それもそのはず、まだ
日の出までは1時間以上ある、こんなに早いのは物好きのやる事だ。
御山の上には少し欠けた月があり、暗い中ではあるが100メートル
先まで見える。山中湖には鍋蓋のような雲海が広がり、西側の山の
端から、溢れた雲が忍野村に流れ込み、富士吉田まで広がり、実に
神秘的な雰囲気だ。山の稜線がブルーとオレンジで縁取られ紅富士の
期待は高まった。それから暫くすると、オレンジ色の幅が広がり、その
中から光芒が・・・息を呑んだ!美しい。 早朝、山麓に立つようになって
4回目の冬を迎えるが、初めて観る光景だ。地上に降りてくる光を
天使の梯子(はしご)とか、薄明光線(はくめいこうせん)、通称
「レンブラント光線」とも呼んでいるが、この天使の梯子の逆バージョンに
名前があるのだろうか? 似たものとしては軍艦旗、日の丸から放射状に
出ているデザインの旗で、十六条旭日旗と云う名前があり「聯隊軍旗」
(れんたいぐんき)と呼ばれいるのだそうだ。このデザインを考えた方は
この光景を観たのだろうか・・・ついつい余計な事まで考えてしまった。
山の上に、太陽から放射状に広がったオレンジのラインを観て、まさに
自然の奇跡を観た思いだ。こういう事があるから、山麓通いは、まだまだ
止められそうもない。
咲耶の帯の中に佇む南アルプスも魅力的だし、帰り道立ち寄った
霧の忍野村の情景も素敵だ。今朝も良い朝だった。
透き通る青空の下、湖に浮かぶ富士山
見て・感じて下さい!富士山麓の自然を・・・♪
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投稿者 pinetree : 2009年12月06日 11:05