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2009年05月09日
山中湖から須走口登山道へ
山中湖にて
５月９日、午前４時１０分、気温５℃
久し振りの撮影日和を予測して、昨晩１０時には休んだ。
ドアを開け空を見上げると、やはり雲一つ無い上天気、山中湖へ向かった。
土曜日と云う事もあり、いつもの白鳥ポイントには先客が６人いる、思い通りの
アングルが取れそうも無いので、左側の小さいワンドへ三脚を立てた。
御山を観ると緑の帯が、三合目辺りまで登っているのが判る、空気が澄んでいるので
その緑も標高を上げると段々薄くなって行く。山麓に降っていた雨は、御山では雪だ
見えていた岩肌を新雪が覆い隠している。まるで、春と冬が戦をしているようだ。
やっぱりこの時期は、太陽が昇っても紅は射さず、昼間色で明るくなるだけだった。
真冬に観せてくれた、色彩豊かな透明でキレのある発色は、残念ながら春風に押され
去ってしまった。
６時半、昨日ＴＶの放映で見た「幻の滝」を撮りたくなり、須走口登山道へ向かった。
富士山・須走口登山道
富士あざみラインを上って行くと御山が正面に見える。
雪崩だ！雨でナダレが起きていたのだ、七合目当りから始まり、流末は四合目
当りまで流れている。その中に、砂礫を巻き込んだスラッシﾕ雪崩の跡も観えた。
この時期の御山は怖い。
海抜２０００メートルの須走口五合目からの視界は、先程までいた山中湖は勿論
大島や、相模湾に頭の丸いピンのように飛び出した江ノ島まで観えた。
帰り道、五合目から少し下ったところで鹿２頭を発見、車の中から撮ったが
人に慣れているらしく３０秒程草を食んで去って行った。
御山の懐の深さを、またまた実感させられた。
「幻の滝」は、時間が無かったので売店のオバチャンに位置だけ聞き、また
次のチャレンジでする事にした。
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投稿者 pinetree : 2009年05月09日 11:59