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2008年05月19日

雪代

       自然は怖い!   5月19日

        昭和36年・雪代による被害
        平成18年5月 撮影

 富士吉田市の歴史を紐解く時に忘れていけないのが”雪代”だ。春、富士山に積もった雪に
気温が昇り大量に雨が降ると、融けた雪が砂礫を含み富士の急峻な勾配を一気に流れる現象で
近年では昭和36年の災害を最後に、砂防工事、植林をした結果だろう被害を受けていない。
 その昔は、田畑を家を流される雪代との戦いで、先祖は苦労してきた。
北口本宮富士浅間神社の”諏訪の森”は災害から町を守る為松を植林したもので、上吉田の町は
松林に守られる様、今の場所に移住したものだ。町の東西に2本南北に伸びる空堀、間堀川・
宮川は雪代避けの排水路だ。

 台風4号が大東島に近付き、低気圧も近く、明日の朝は豪雨の予報が出ている。
富士山には現在、この時期としては近年にないほどの降雪がある。そこに南風が吹き、大雨が
降れば・・・雪代の警戒が必要だ。温暖化の影響だろう台風も巨大化し、自然が怒っている気がする。
 爺心で終われば良いのだけれど・・・。
 
       20日 8時30分 近くの宮川にて

 有難い事に、取り合えず取り越し苦労に終わった。
ご覧の通り宮川に濁流の流れた形跡は無かったが、普段、多少の雨では流れとならない枯れ川に
水が流れ川の様相を保っていた事で、昨夜の雨の強さが判った。山麓は大丈夫だったが
スバルラインは?山小屋は?大丈夫かと、爺心は続くのである。

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投稿者 pinetree : 2008年05月19日 22:57